天王病院・天王介護老人保健施設

理学療法士（主任／平成30年入職）

患者さんの理解からすべては始まる

天王病院・天王老健へ入職するまで、認知症専門の病院や施設は実習ではもちろん、リハビリ業務に就いたこともありませんでした。就職前はあまり良いイメージが無く数々の奇怪な行動を起こす患者さんばかりだと思っていました。
しかし、実際に関わっていく中で、認知症のある患者さんは単に「問題だ」と思われる様な行動を起こすのではなく、脳の機能低下によって抑制が効かなかったり、心理的な部分が出やすいなど、認知症の症状だけではない、その方の苦悩を知ることができました。 そのため、人との温かい接触が必要だと感じ、自分の中のイメージは大きく変わりました。

---

作業療法士（主任／平成29年入職）

他部署も含めた全職員で、患者さん・利用者さんをより良い生活へ

より良い生活場面を提供するにあたり、多職種での協力は必要不可欠です。私たちの職場では、新規の利用者さんが入所すると、相談員、ケアマネージャー、看護師、介護職員、管理栄養士、リハビリ職員が集まってカンファレンスを行っています。それぞれの専門分野の意見を交換し、生活目標やリハビリの目標を施設全体で共有し、協力して行っていくことが出来ています。
職種が違うため、利用者さんの状態の説明や注意点を分かりやすく伝えることが難しく苦労することもありますが、 リハビリ職員の意見を伝えられる環境が整っていることはありがたく思います。

---

作業療法士（平成23年入職）

人間関係が良いことは、自分への成長へ繋がる

私たちの職場は、リハビリ室に理学療法士、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理士が所属しています。年齢や性別はばらばらですが、仲が良く、コミュニケーションを取りやすい職場です。多職種が所属しているため、多方面からアドバイスをもらいやすく、自分の意見も出しやすい雰囲気です。また、お互いの専門性を活かして全員で話し合いを行ったり、些細な事でも気づいた事やわからない事があれば気軽に相談しています。これが患者さん・利用者さんへの良いリハビリ提供にも、自分の成長にもつながっているのではないかと思います。
リハビリ室では季節ごとに食事会も開催され、仲のよさにもつながっているのかなと思います。
（※食事会は新型コロナウイルスの感染対策の関係で現在全面中止となっています）

---

作業療法士（平成23年入職）

仕事と子育てを両立しやすい、充実の制度と理解のある環境

平成23年に新卒として入職し、これまで病院と老健の両方を経験しました。今、私は家庭をもち、子育てをしながら仕事をしています。まだ小さい子もいるため仕事と家事を両立させるのには不安がありましたが、産休後の時短制度を利用しながらうまくやり繰りが出来ています。
子供の体調不良など、どうしても急に休まなくてはならない場合でも、職場の理解に助けられ、今日まで働くことができています。
しかし、周囲に頼ってばかりはいられません。限られた時間の中でいかに効率よく仕事を行うか、前倒しでできる仕事はないかなどを以前より考える様になりました。
母になり、限られた時間の中で以前と同じように職場に貢献できる働き方を心掛けています。

---

理学療法士（平成31年入職）

手厚い教育サポートの充実で自信につながる

私は新卒で緑生会へ入職しました。当初はリハビリに対する不安がありましたが、先輩へ聞きやすい環境で優しく丁寧に教えてくれる為、何でも相談しながら教育を受けてきました。一般教育に加えて、私が苦手な部分を中心に個別対応で指導してくれる為、現在は不安なく仕事に取り組めています。
緑生会でリハビリを行う上で認知症の特徴を理解することが大切ですが、精神機能・認知機能を把握するのは大変な時もあります。しかし、リハビリが難しいような方に対して、声掛けなど関わり方を工夫することで訓練の協力が得られたとき、とてもやりがいを感じます。
現在は自分が教育者となり、新入職員の気持ちに寄り添った教育を心がけ、なるべく不安がなくなる様、教育環境を考えて行っています。

---